映画『PEAK END』パンフレット
映画『PEAK END』パンフレット
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INTRODUCTION
監督のシン・チェリンが京都芸術大学映画学科の卒業制作作品として撮影した長編映画。 スタッフ5名(うち2名は主演を兼ねている)のミニマムな体制で試行錯誤を繰り返しつつ作られた作品で、大阪アジアン映画祭で取り上げられ、芳泉文化財団映像(日本映画)〈学部生対象〉研究表彰大賞を受賞する。その後も、第47回ぴあフィルムフェスティバル、沖縄NICE映画祭などで上映された。
京都芸術大学映画学科の卒業制作作品として撮影された本作。 製作のきっかけは監督のシン・チェリンが同じ学科の同級生であるそらに寄せる「思い」だった。 映画構想段階で、シンは「(被写体が)なぜそらなのか?」というタイトルで次のように綴っている。
…
最初はただ単純にそらが魅力的すぎて撮りたくなった。存在しているだけでキラキラしていて、眩しくて、自由で、美しくて、楽しくて、面白くて。それはそらの外観だけではなく、喋り方、仕草、そらが発する言葉、その言葉の力、すべてが。知れば知るほど彼女は素敵な人だった。そらと一緒にいると自由になる気がする。後ずさりもダンスに見えるのではないかと思うくらい。
いきなり電話が鳴って出るとそらだった。すぐ会う予定だったからある程度喋ってから「じゃまた後でね!」と言ったら、そらは今は音楽聴くよりリンの声を聞きたいと言った。ある愛はこういう風に始まった。あるいは6秒間目を合わせたという理由で、同じバンドが好きだという理由で、ストッキングに穴が空いたという理由で、なぜか相手の髪を撫でたくなるという理由で、頬のニキビが可愛いと思えた理由で、たまに度数の高いメガネをかけるという理由で。このように愛が始まる過程は偶然で、類型の限界がなく不可だ。
愛の幅を測ることができると信じていた。「私をどれくらい愛してる?」と聞かれたら、腕を広げて、「하늘만큼 땅만큼!(空の広さくらい、地面の広さくらい!)」と答えた。しかし、愛は空でも地面でもなかった。ほかに比べられる物はなかった。それを私は「そら」に出会ってやっと気づくことができた。
STORY
「リン今度さー、宇宙にジャムサンド飛ばさない?」
ソウルから京都にきたリン、沖縄から京都にきたそら、ふたりは大学で出会い、映画をつくる道を志した。
ふたりはおもしろいことをするのが好きだった。そして、おもしろいことを撮影して笑い合うのが好きだった。
ジャムサンドを空に飛ばしたい、フィルムカメラを万引きしてみたい、沖縄でそらのルーツを辿りたい…
ふたりは様々な欲求を映画制作という名目で昇華していく。
ふたりにとって映画は魔法の杖のようなもの。
ありとあらゆる形にジャンルを変身させて、そこに身を置き、自らが映画を謳歌する存在となって、確かにフィルムに焼き付ける。
ふたりはとにかく欲張りに相手を知りたいと願い、しかし妥協は許さずアイデンティティが永遠に不確定のまま遅延し続けることを受け入れて、最高に楽しい対話を実践する。
*お一人様2部までの販売となります。制限以上のご注文は
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