映画『森に聴く』パンフレット
映画『森に聴く』パンフレット
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INTRODUCTION
木々は会話し、思考する。森には、知性が満ちている。
アイヌに守られた巨木の森、いまだ謎多きマングローブ林、川底で眠り続けた大木、絶滅危惧種の蝶が息づく神聖な森――
多種共存の姿から、私たちの未来を問う
樹々の間から柔らかい光が射すとき、森の声が響いてくる
国土の 7 割が森林という日本、私たちの身近にある森の真の姿を知る旅に出るーー
北海道・雄阿寒岳山麓、宮城県・鳴子、大分県・日田、熊本県・市房山、沖縄県・西表島。日本を代表する
研究者らと各地を訪ね、私たち人類よりはるかに長い時を生き抜いてきた巨木の森に分け入り、その知性の神秘に迫るネイチャードキュメンタリー。人間の想像をこえた多種共存の森が私たちに語りかける世界とはーー
『絵の中のぼくの村』、『ぐるりのこと。』、『見はらし世代』などこれまで数々の映画を生み出してきた映画プロデューサー・山上徹二郎が自らの人生を振り返りつつ初めて長編映画の監督に挑戦し、『明日をへぐ
る』などの人と自然のあり方をテーマにドキュメンタリーを作り続ける今井友樹と共に新たなテーマに挑む。
悠久の時の流れの中、自然と人間はどう繋がり、これからどこへ向かうのか。
DIRECTOR’S VOICE
この取材で、樹齢五百年を超える巨木に幾度も出会った。その存在感は、僕の想像をはるかに超えていた。普段は人間の気配だけを感じながら暮らしている僕でさえ、森に足を踏み入れると、人間以上の気配に包まれていることに気づく。それは巨木だけではない。ほかの草木も、動物も、飛び交う小さな虫も、さらには風や雨、土に至るまで、森を形づくるすべてが豊かな表情を持っている。
次第に、目には見えない微生物や菌類たちの存在の気配さえも感じられるようになる。人間は、森のなかでは、数多くの存在のひとつにすぎない。その事実が、静かに胸に落ちてきた。
――今井友樹
40 年前にシグロを設立して以来、いやそれよりずっと前、子どもの頃から森について特別な想いがあった。いつか森の神秘さや幽玄さをテーマにした映画を作りたいと考えるようになった。うまく説明できないけれど、どこにいても自分の身近にいつも森の香りを感じていた。僕たちの祖先は森で誕生し、森を出て今の文明を築き上げてきた。そんな僕たちの遺伝子の中には、今も命の共同体である森をふるさとと感じる遠い記憶があるのだと思う。この映画を見て森に行きたくなってもらえたら、それだけで、この映画を作った意味があるのかなと思う。
――山上徹二郎
*お一人様2部までの販売となります。制限以上のご注文は
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