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映画『憎しみ 4K』パンフレット

映画『憎しみ 4K』パンフレット

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INTRODUCTION

これは、落下する世界のはなし
パリ郊外〈バンリュー〉、暴動の翌日。異なるルーツを持つ3人の若者の24時間。


ユダヤ系のヴィンツ、アラブ系のサイード、アフリカ系のユベール───パリ郊外〈バンリュー〉に暮らす3人の若者は、警察による少年への暴行事件をきっかけに緊張が高まる街で、警官が紛失した一丁の拳銃を手にする。1995年、実際に起きた事件に着想を得て製作された『憎しみ』は、鮮烈なモノクロ映像と緊迫感あふれる演出で、移民系住民への差別や貧困、警察による暴力といったフランス社会の矛盾を背景に、行き場のない怒りを抱えた若者たちを描いた。

監督は、当時27歳のマチュー・カソヴィッツ。第48回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞し、一躍その名を世界に知らしめた。作品を「反警察的」と受け止めた映画祭の警備担当警察官たちが、レッドカーペットを歩く監督・キャストに背を向けて抗議するという異例の出来事も、大きな話題となった。主演はヴァンサン・カッセル。坊主頭にストリートファッション、鏡に向かって『タクシードライバー』のトラヴィスを真似るヴィンツ役で強烈な存在感を放ち、本作を機にフランスを代表する俳優のひとりへと飛躍した。サイード役にはサイード・タグマウイ、ユベール役にはユベール・クンデ。街を歩き、くだらない冗談を交わし、時に苛立ちをぶつけ合う3人の姿を、ヒップホップをはじめとする当時のユースカルチャーとともに、圧倒的な熱量でスクリーンに刻みつけた。

公開以来、『憎しみ』は世界中で高い評価を受け、映画のみならず、音楽やファッションなどカルチャー全般に大きな影響を与えてきた。社会から疎外された若者たちの怒りと閉塞感を見つめたその視線、そして大胆な映像表現は、30年を経た現在も驚くほど鮮烈だ。時代を超えて世界の現在と響き合う、90年代フランス映画を代表する青春映画の金字塔が、4Kでスクリーンに蘇る。

STORY

パリ郊外〈バンリュー〉。移⺠や低所得労働者が多く暮らす団地で暴動が発生した。ユダヤ系のヴィンツ、アラブ系のサイード、アフリカ系のユベール──異なるルーツを持つ3人の若者は、警察による少年への暴行事件をきっかけに緊張が高まる街で、警官が紛失した一丁の拳銃を手にする。

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