映画『ラース・フォン・トリアー レトロスペクティブ』『キングダム エクソダス 脱出 』 共通パンフレット
映画『ラース・フォン・トリアー レトロスペクティブ』『キングダム エクソダス 脱出 』 共通パンフレット
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INTRODUCTION
39 年間の軌跡を網羅する 14 作品に及ぶ大回顧上映
歴史を刻んだ代表作の数々が、4K 修復によってスクリーンに蘇る。
既存の壁を突き破り、限界を突破する探究心と情熱、今だからこそ見える軌跡がここにあるー。最新作『キングダム エクソダス<脱出>』劇場公開を記念して、日本劇場初公開作や未公開バージョンなどを含む、至極の 14 作品を一挙上映。
デンマークが生んだ最も野心的で、独自の映像言語を持つ映画監督ラース・フォン・トリアー。批評精神に溢れたテーマ、ベルイマンやドライヤーなど映画史に名を残す監督たちの作品や、文学からのリファレンス、ホラー、メロドラマ、ポルノといったジャンル映画の新構築、実験的な撮影手法、知性と俗物性を絶妙なバランスで配合した挑発的な作風は、毎作ごとに少なからずセンセーションを巻き起こす。その過激な表現を受け付けない人がいる一方で、熱狂的な支持者も多い。クエンティン・タランティーノが『ドッグヴィル』を“最高の脚本”として挙げれば、ポール・トーマス・アンダーソンは「フォン・トリアーの鞄持ちなら喜んでする」と言い、マーティン・スコセッシは『奇跡の海』を 90 年代の映画ベスト 10 に挙げ、ジョニー・デップは「監督にオファーを待っていると伝えてくれ」とデンマークの雑誌インタビューで語るほどだ。近年は、自らの「鬱」体験や、カンヌ映画祭での失言による追放、パーキンソン病の公表など、荒波にもさらされてきたが、それでもなおコンスタントに新たな試みに挑んだ作品を撮り続けている。
今回、彼の国際的な名声を広める契機となったドラマシリーズ「キングダム」の完結編が、世界に先駆けて日本で劇場公開されることを記念し、長編デビューから最新作『キングダム エクソダス〈脱出〉』に至るまでの 39 年間の軌跡を網羅した、14 作品に及ぶ待望の大回顧上映が行われる。このうち『エレメント・オブ・クライム』(1984)、『エピデミック~伝染病』(1987)、『ヨーロッパ』(1991)、『奇跡の海』(1996)、『イディオッツ』(1998)、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(2000)、『ドッグヴィル』
(2003)が 4K デジタル修復版として新たにスクリーンに蘇るほか、これまで日本では映画祭等でしか上映されなかった『ラース・フォン・トリアーの 5 つの挑戦』(2003/ヨルゲン・レスと共同監督)、「オートマヴィジョン」というコンピューター制御による撮影を試みたコメディ『ボス・オブ・イット・オール』(2006)も上映される。また『ニンフォマニアック』(2013)はその過激さゆえに日本公開当時はカットされた、「Vol. 1」と「Vol.2」合わせて計 84 分にも及ぶ未公開シーンが追加となったディレクターズ・カット完全版が日本初公開となる。
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